金
16
7月
2010
開高健の世界
先日、横浜の県立神奈川近代文学館で開催されている「開高健の世界」展に行って来ました。学生時代から文学、ジャーナリスト、コピーライター、釣り、いろいろな意味で憧れていた人です。
特に自然に対する考え方や、釣りに関しては興味があり、すべての釣りビデオは観ていますがあらためて開高健の世界をかいま見ると、パイプの事、釣りのロットやリールの事、ナイフの事、けして真似をしている訳ではないのですが同じ様な事にひかれます。
物にたいする考え方、自然にたいする考え方、すごく共感する物があり、ナースログの様に「すべての物に無駄な物はない」・・いつも頭の片隅に置いている言葉です。
一時間幸せになりたかったら酒を飲みなさい
三日間幸せになりたかったら結婚しなさい
一週間幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい
一生幸せになりたかったら釣りを覚えなさい
木
25
3月
2010
オカナガン湖の巨大なレインボー
昔、デルのワークサイトで知り合ったチャックからもらった写真です。
デルの住んでいるケローナにあるオカナガン湖で釣ったレインボートラウトだそうです。
この写真を見た瞬間「なんて綺麗なレインボー」だろうと、うっとりしました。
そのうえ鼻曲がりです。
私も昔鼻曲がりのヤマメを釣った事がありますが、こんな大きな魚ではないのでとても憧れます。
ちょっと釣りに行きたい気分になって来ました・・・
この写真の帽子から解るように、チャックは日本がとても好きで、以前日本に来た時、私の実家に泊まり、おふくろの作った味噌汁を何杯もおかわりしていたほどです。
今は、何をしているか、懐かしく今度会う事があれば一緒に釣りでもしたいものです・・・
水
03
2月
2010
以前 大きなヤマメを釣った話をしましたが、その川でとても怖い体験をした話をします。
その川はとても大きなヤマメが生息していますので、他人には場所を教えずにいつも一人で釣りに行っていたのです。
もちろんいろいろな人が入れば川は荒れると言う考えが一番なのですが(もしかしたら自分だけの釣り場というエゴかも知れません)
その滝つぼには推定50センチ、オーバーのヤマメがいる事は自分の目で確認していますので、そのヤマメを釣りたく2年位通い続けていた時のことです。
夕方まで滝つぼで粘っていたのですが、もう帰らないと危ないと思い帰り支度をしていざ帰ろうと上を見上げると、いつも見ている崖なのですが、なんとなく登れそうに思えて(いつも通り帰ると長く険しい所を帰る事になる)岩場をへつりながらだんだん上に登って行ったのですが、あと2メートルの所で動けなくなり、登るに登れない、下りるに下りれない。
その場所で1時間動けず「どうしよう」と考えこんでしまいました。
もちろん私のことですからいつも基本的には一人です。下が水ならば飛び降りる事も出来ますが、
下は岩 上はオバーハングの岩 このままだと夜
そのオーバーハングの岩に直径20センチほどの木が生えているのですが、普通には手がトドカナイ、イチかバチか飛び上がればトドクのです・・・
もしその木が枯れて腐っていたらすべてが終わり、絶体絶命です・・
このままでは居られず、まわりは暗くなるし、もうイチかバチかでその木に向かってジャンプ・・・・
結果的にその木は、しっかり根を張っていてくれ命を救われました。
それからは「急がば回れ」を教訓にしています。あの木は私の命の恩人です、もしあの木が・・と思うと今でもぞっとします。
月
01
2月
2010
私も釣りをするからには、いつかイトウを釣ってみたいと言う思いがあります。
日本では北海道の釧路湿原に生息しており、大きなものは2メートル近くになると言う。近年はめっきり数が減ったと言われていますが、そんな魚を観たら怖くなるだろうと言う思いと、出来ればそんなイトウにお目にかかりたいと言う思いがいつも頭の中に在りました。
27歳の頃「おんぼろミニ」にルアー一式を乗せフェリーに乗り込み、北海道に行ったのですが、訳が有り釧路湿原にたどり着くことが出来ませんでした。
その後、開高健のビデオで中国、モンゴル、ロシアの国境近くに在るハナス湖でイトウを釣っている映像を観て、またまた思い出してしまいました。
数年後ロシアに仕事で行く機会があり、ハバロスクからワニノと言う町に行き、木材関係の商社の方と打ち合わせしている席で現地の関係者の方から、たまたま釣りの話が出てきたのでイトウ(タイメン)と言う魚を知っていますかと訪ねると、明日からタイメンを釣りに行くとの話、一緒に行かないかとの事。
私にとって絶好のチャンス・・・しかし明日、日本に帰らなければならない事を思い出し最悪でした。
その話の中で釣りに行くのにライフルを持った護衛がいないと危ないと言う・・熊が居るからだろうと思っていたのですがなんと「トラ」がいて危ないらしい昨日も近くで飼い犬が何匹も殺されたとの事、釣りも命がけです。
かくして私のイトウ釣りもまたおあずけになりました。
金
29
1月
2010
Dolly Varden trout The Fishes of Alaska. by PDH Public domain
数年前、長野の立場川で釣りをした時の話です。
渓流ですからもちろんフライではなくミミズを餌にミャク釣りで岩魚を釣っていました。
ミミズをちょんがけにして流していると、アタリが有ったので素早くあわせたのですが、餌のミミズだけ捕られ、ちょっとしゃくにさわり、すぐ新しいミミズをつけ同じ場所に流すと、またアタリ。
こんどこそとあわせると、またはずされ、スレタ岩魚だと思い餌をつけようとした時…なんと「ミミズが2匹」ついているではないですか。
すなわち、さっきの岩魚がまた餌にくらいついたのですが、私のあわせが早かったせいで口の中にあったミミズだけ、かけてしまった訳です。そんな事があるんですね、びっくりしました。
よく言われるように岩魚は「警戒心が強い」と言うのは嘘だと実感しました。警戒心より食欲のほうが勝ったのだと思います。私はそんな岩魚より山女をよく釣りに行きます。山女のほうが警戒心が強いぶん「おもしろい」。
今までの記録は42センチの山女、ちゃんとパーマークが在ります。どちらかと言うとサクラマスに近いのですが、釣った場所は渓流です。そこの山女は大きくなる遺伝子を持っているのでしょう…その川では35センチ、オーバーを十数匹釣っています。
こんな話をしていると、釣りに行きたくなって来ました。
今年は数年ぶりに行きますか!
金
25
12月
2009
森と湖
私は、小さい頃から釣りが好きでフナやハヤを釣って遊んでいました。オヤジが好きだった事もおおいに影響があったと思います。
高校生くらいになってルアーを覚え、大学時代は一人で 湯の湖 桧原湖 曾原湖とテントを持って一週間くらい釣り歩くことをたびたびしていました。
車など持っていないので、バックパッキングを兼ねてすべて歩きです。やはり釣りは、一人がいいのです、自分の考えで行動ができるし、他人に気を使うめんどくささが無いのが一番だと思っています。
その後渓流釣り、そしてフライフィッシングへと、どんどんのめり込んで行きました。
一人で湖の朝靄を見たり、夕まずめ、ぎりぎり迄釣りをして 暗くなったらテントを張り、翌日もまた竿をふる・・と言う、今では夢の様な時間を、年に数回していたのです、学生だから出来る事で、もちろんお金はほんとに無かったですが、今思えば、とても楽しい時を過ごしていました。
たしか、湯の湖から釣りはじめ、夜テントを張って寝ようとした時、テントを叩く様な音が長い間響き、人気の無いところだったので、とても怖くなってしまい、持っていたナイフをにぎり、何なのか確かめようとやっとの決意のすえテントの外に出たのですが、なんと・・食用ガエルが数匹テントの明かりに集まって来ていただけでした、私にとってはとても怖い思い出です。
釣りをして、山や湖を歩いていると、いろいろな事が起きます、今ではなにを釣ったかと言うより、どんな目にあったかの方が記憶に残っています。
開高健さんの「河は眠らない」の話のなかの "ナースログ”
森の中で、立ち枯れや、なんらかの理由で木が倒れ、その木が朽ちて行く事
により、虫や微生物が発生し その虫を鳥や動物が食べ、その鳥や動物たちの糞によって種が運ばれ、また森が再生される。
そう言う "風倒木" の事を、
「森を治してくれる木」すなわち「ナースログ」と言う。
だから、すべての物に不要な物は無い
何かしらの意味ががある
釣りをしていて、こんな森や湖で、苔むした倒木を見るとその事が思い出されます。