What Is a Tudor Style ?

チューダースタイルとは何でしょう?

castles in the sky / Robert S. Donovan castles in the sky by Robert S. Donovan CCBY

castles in the sky by Robert S. Donovan

チューダースタイルの大掴みな説明

  1. ゴシック様式(フランス)とルネサンス様式(イタリア)の影響を受け、英国流に実用化し発展した16世紀前半のチューダー朝時代の建築物が起源。組積造・木造軸組工法・木材の軸組の間に煉瓦を組積する木骨造。
  2. その英国の伝統建築を米国の開拓移民が様式として確立。急勾配の切妻屋根とハーフティンバーと白壁の木造軸組工法・木材の軸組の間に煉瓦を積む木骨造。
  3. さらに19世紀後半米国の豪邸や大学の煉瓦積みの建築物を呼ぶ。煉瓦の組積造。
  4. 現在では、文脈に応じた1~3各スタイルを指す。
Worsley Woods CC BY Neil Mackinder チューダースタイル Worsley Woods by Neil Mackinder CC BY

Worsley Woods by Neil Mackinder

チューダースタイルのくだけた歴史説明

英国伝統のチューダースタイル - 起源 1500年代

 英国伝統のチューダースタイルとは、

 英国チューダー朝(1485~1603)時代の英国のデザイン様式。

 16世紀前半頃の建築や家具のデザイン様式を指す。

 特にチューダー朝時代の建造物をチューダースタイルと呼ぶ。

 

 チューダースタイルの起源は12世紀後半、北フランスに起こったゴシック建築様式が英国にも伝わり簡略化(実用化)、後にイタリアルネサンス建築の影響も受けて独自の発展を遂げ、チューダー・ゴシック(ゴシック・チューダー、イングリッシュチューダー)様式と言われるようになったのが起源。

Sixteenth-century House / Cornell University Library Sixteenth-century House by Cornell University Library CCBY

Building Date: ca. 1500-ca. 1599

Photograph date: ca. 1865-ca. 1885

Sixteenth-century House by Cornell University Library

開拓時代のチューダースタイル - 抽出 1800年代

Hartshorn House, Mermaid Street, Rye, East Sussex. CC BY Jim   Linwood Hartshorn House, Mermaid Street, Rye, East Sussex. by Jim Linwood CCBY

 19世紀頃、アメリカの開拓移民により、英国伝統のチューダースタイルを受け継いだ大きな急勾配の切妻屋根と白壁とハーフティンバーとのコントラストが印象的な住宅(木造軸組工法)が人気を集めチューダースタイルと呼ばれ定着した。

 

 つまり、チューダースタイルは、開拓時代にチューダー朝時代の建造物から、チューダー様式という建築スタイルが抽出されることで確立したともいえる。

 

 写真は、チューダースタイルが多く現存する英国の港町ライのチューダースタイル。

Hartshorn House, Mermaid Street, Rye, East Sussex.

by Jim   Linwood

米国の豪邸・大学施設 - 展開 20世紀半ばまで

Hebert Candy Mansion / Svadilfari CCBY=3.0 Hebert Candy Mansion by Svadilfari CCBY=

 19世紀後半から20世紀前半にかけて、米国で資産家が郊外に建設する煉瓦の組積造のマンション(豪邸)が流行、この様式をチューダースタイルと呼んだ。

  同時期に建造された大学や教会などの組積構造の大規模施設も合わせてチューダースタイルと呼ぶ。

 つまり現在、英国の田園にある古民家のようなハーフティンバーの木造軸組工法もチューダースタイルであり、米国の煉瓦による組積工法も共にチューダースタイル と呼ばれている。

 

Hebert Candy Mansion by Svadilfari

まとめ

Vintage tudor style image Vintage tudor style image

 元来チューダースタイルというものが、異文化を吸収し実用性も重視した変化に富む自由な建造物のため、他の建築様式のような独自性や工法の統一性がありません。

 

 そのため、煉瓦積み(組積造)やハーフティンバー(木造軸組工法)、1階が煉瓦積み(組積造)&2階がハーフティンバー(木造軸組工法)、あるいは木材の軸組の間に煉瓦を積む木骨造など、工法のバリエーションが豊富にあるものです。

 

 大きな急勾配の切妻屋根やジェッティーやゲーブルドーマーなど、雰囲気の共通点からそのスタイルを認識し、伝統のチューダースタイルが今後どのような発展をしていくのか見守ることが生産的ではないでしょうか。

 

 何事も文脈を無視した言葉だけを抽出しても相互の意思疎通は難しいものです。文脈に応じてチューダースタイルをイメージすることが大切だと考えます。

ヴィンテージのチューダースタイル

Vintage tudor style Vintage tudor style

 ヴィンテージのチューダースタイルは、英国カントリーサイドにある素朴な急勾配の切妻屋根とハーフティンバーと白壁のコントラストが美しいチューダースタイルです。英国の古民家をイメージしていただけるとイメージが重なると思います。

 

 ヴィンテージスタイルプランナーの強いイギリス趣向と、カナダで培ったログビルディングのセンスと、日本の地震に強い伝統工法とがアレンジされ、伝統的英国カントリーサイドのチューダースタイルと開拓期のチューダースタイルの融合した独自のヴィンテージチューダースタイルになっています。ヴィンテージスタイルの一角としてチューダー様式を広められるように精進していきたいと思います。

Vintage tudor style Vintage tudor style

 220ミリ角のティンバー材を使った本格的ハーフティンバーは、ヴィンテージ独自の強みです。

 張物(fake)とは違う本物の天然無垢の一材を利用した造りは、長い年月を経てヴィンテージな住宅となっていくことが実感できると考えます。

 

 伝統的英国チューダースタイルの趣向がお好みなら、是非とも一度展示場に足をお運びください。 >>アクセス

 

 英国の古民家風の我が家が、やがて本物の古民家となっていく深い味わいをお楽しみください。

Vintage Tudor Style Vintage Tudor Style 時を刻むごとに味わいの増すヴィンテージスタイル 英国の古民家風
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